蓮井内科医院
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2006年12月21日

ノロウイルス

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の原因になるウイルスです。
昔からいましたが、2002年に国際ウイルス学会で、ノロウイルスと命名されました。
このウイルスは、人の腸で増殖します。
他の食中毒菌と違って、食品中では増えません。
人から排出(便、嘔吐物)されたウイルスは、河川を経て海に到着して、カキなどの二枚貝の内臓に蓄積されます。
滅に弱く、充分な加熱で死滅するウイルスです。
感染したときの症状

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2006年10月12日

「尿」の話

尿は、「にょう、ばり、ゆばり、しと」と読みます。芭蕉の句に、「・・・・・馬がバリする・・・・・」があります。
色は、麦わら色が普通です。汗とか運動とかで濃くなったりすることは在ります。赤くなったり、白く濁ったりすれば、異常です。
臭いは、飲み物や食べ物によって変わりますが、体から出たばかりの尿は、わずかな芳香臭がある程度であまり臭いません。空気に触れた尿は、細菌が棲みつき、尿素からアンモニアが作られます。甘酸っぱい臭いは要注意です。糖尿病などで糖が上手く利用できないと、脂肪をエネルギーとして利用しますので、そのときに出てくるケトン体が、尿に排泄されて、甘酸っぱく臭います。
回数は、日中は、5~7回、夜は0~1回位が目安になります。量は1日約1000~2000mL位ですが、運動や、水分の摂取量によって変わります。あまり回数の多いのは、「頻尿」です。精神的なことでも頻尿になりますが、腎臓、尿路、膀胱、前立腺の異常で頻尿になることが多いです。もちろん量の多すぎるのも、少なすぎるのも異常です。

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2006年09月04日

ガン征圧月間

9月はガン征圧月間になっています。
ガンは1個の細胞が複数の発ガンにかかわる遺伝子の変化をおこして、始まります。
そのガン細胞がほかの臓器に広がったり、転移したりして、最終的にガンを抱えた人を死にいたらします。
細胞の遺伝子が変化することは、普通のことです。また環境の影響も、遺伝子の変化をきたします。
細胞は変化をおこした遺伝子を取り除く機能ももっています。
ですからガンを避けるためには、遺伝子の変化を起こしやすくする原因を避け、さらに遺伝子の変化を感知して取り除く働きの遺伝子を弱らせないようにする必要があります。

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2006年07月06日

喫煙による多血

 市民検診が始まっています。会社での健康診断も順次進んでいると思います。検査結果で時々赤血球が多くなっている人がいます。気になってデータをもって相談にこられる人もあります。
 多血とは赤血球増加症のことです。
 赤血球増多症は、循環している赤血球が増加している絶対的赤血球増加症と、血液量(血漿量)が減少したために赤血球が増加したように見える相対的赤血球増加症とがあります。
 絶対的赤血球増加症には、血液幹細胞の腫瘍性増殖による真性赤血球増加症と、基礎疾患(肝臓、腎臓、心臓、肺などの病気)があって起こる二次性赤血球増加症があります。
 この二次性赤血球増加症のなかに、タバコ喫煙による、炭酸ヘモグロビンの増加による多血があります。

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2006年06月14日

肺炎球菌ワクチン

 肺炎は、いまでも重大な病気です。
 特に、高齢の方には、怖い病気です。年齢別の肺炎による死亡者数を見てみますと、70歳を過ぎると、十万人あたりの死亡者数が、60歳代で約70人、70歳代で約360人、80歳代で約2000人、90歳代以上で約2900人というふに増えてきます。
 高齢になってきますと、慢性心臓病や、慢性の呼吸器疾患、腎臓病や糖尿病などを持っている人が増えてきます。それらの病気を何とかコントロールしていても、肺炎にかかってしまうと抵抗力はあまり強くはありません。症状がはっきり現れなかったり、急に進行したりして、抗生物質などの治療が間に合わないこともあります。
 日常生活をしているときに罹る肺炎の原因は、肺炎球菌が約40%を占めます。
 この細菌は、肺炎、気管支炎、副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎などの原因になります。ペニシリンなどの抗生物質が効きます。

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2006年05月01日

食欲を調整するホルモン

 絶食などで体重が減ってくると、それに伴って食欲が亢進することは昔から知られていました。ホルモンが関係していると考えられていましたが、1994年にレプチンというホルモンが発見されました。
 このホルモンは、脂肪細胞から分泌されています。脂肪細胞の量に応じて食欲を抑える働きをします。 レプチンは脳の視床下部というところに作用します。このレプチンの作用を受け止めるところ(受容体といいます)の神経は、二種類あります。ひとつは、食欲の亢進やエネルギー消費の低下を伝える物質を発現する神経であり、もうひとつは、食欲の抑制やエネルギー消費を高める物質を発現する神経です。レプチンは前の神経を不活性化し、後の神経を活性化するそうです。
 人間でもこの作用が正常にはたいていれば、肥満(脂肪細胞の量が多い状態です)の人はレプチンが多く分泌されて、食欲が抑えられ、エネルギー消費が亢進するはずです。

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2006年04月26日

食塩の必要量

 現在の日本人は平均して一日に約14~15gの塩を摂っているそうです。一時期、食塩の摂取量を減らそうという運動があり、一日平均約12gくらいまで減っていたようですが、最近は再び摂取量が増えてきているようです。そこで人間は一日どれくらいの塩を摂る必要があるのでしょうか。生物として考えて見ましょう。
 太古の時代、生命は原始の海の中で誕生しました。そこの環境は海ですので、Na(ナトリウム:塩の成分)とCa(カルシウム)は豊富に存在しており、とくに摂取しようとする必要はありませんでした。むしろ他のK(カリウム)などの微量元素の方が不足になる恐れがある環境でした。その生命が、その後陸上にも生活圏を広げてきました。陸上の環境は、海中と異なり、水やNaやCaに乏しい環境であり、常に得られる保証はない環境です。そこで生活をするためには、NaやCaが得られなくても大丈夫というシステムを自分の体に用意する必要がありました。その役割をを腎臓が受けもつことによってやっと上陸することができました。

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2006年04月21日

発熱と高体温

 体温は大脳の下についている視床下部という場所にある体温中枢で調節されています。発熱物質がここに作用してそのセットされているポイントを高いほうに移して発熱ということになります。
 発熱物質には細菌などが出すトキシン(外因性発熱物質)や、自分の細胞が出すサイトカイン(ホルモンのような物質)(内因性発熱物質)で熱が出ます。これらの物質は血流に乗って脳に到着してさらに内因性物質の合成を進めて、体温中枢に作用します。
 体温が上昇すれば、マクロファージ(白血球の種類です)が異物を取り込む作用(食菌作用)を高めます。
 発熱は、感染などのストレスに対する生体防御反応ですので、無闇に下げないほうがいいと思います。
 

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2006年04月01日

糖尿病の歴史と現在

 最近、糖尿病とその予備軍の人が、急激に増えてきています。
 糖尿病という病気事態は、昔から存在していました。異常に水をほしがり、また、小便の量が非常に増えてくることで、飲水病として認識されたようです。他にも、やせが出現したり、視力が衰えたり、手足のシビレや知覚障害をきたしてただならぬ病気と思われていたようです。平安時代の貴族の日記にこのような症状が書き残されているそうです。はじめは、水をほしがる病気であり、その後、時代が下ってくると、尿に糖が出ているのに気がつき、糖尿病という名前が与えられました。さらに、時代が下り、血液中の糖が非常に多くなっていることが発見されました。さらに下って、血液中の糖を下げるホルモンが発見され、インスリンと名付けられ、このホルモンを注射すると、病状が回復することが認められました。
 現在、血液中の糖を細胞(筋肉細胞、脂肪細胞)に取り込んで血糖を下げる作用を持っているものはインスリン以外にはありません。

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2006年03月16日

交感神経と高血圧

 人間の神経系には自分の意思で筋肉などを動かすことの出来る随意神経と、心臓や血管の平滑筋を働かせる自分の意思ではコントロールできない自律神経(不随意神経)があります。この自律神経も、交感神経と副交感神経に分けることが出来ます。この両者はそれぞれで働きが異なります。両者はつりあって働いているのですが、副交感神経が働いているほうが、人間の平常状態のようです。
 交感神経は危機に陥ったときに亢進した状態になります。火事場の馬鹿ジカラの状態です。敵に襲われたときになる状態が交感神経緊張状態です。目を見開いて、鳥肌が立ち、顔色は青くなります。敵に襲われ、出血すれば、命にかかわりますから、体は準備をします。血管は収縮して出血を抑えようと反応しますから血圧は上昇します。傷ついて出血が始まりますとできるだけ早く血液を固めて出血を抑えようとします。当然血液は固まりやすくなります。出血して血液が失われますと、血管の中を循環する血液量が減りますので虚脱(ショック)になります。体は腎臓で水分を再吸収を増やして循環体液量を増やすように働きます。 こんな風に交感神経は危機に対応して働きます。普段は働きすぎないほうが平和なのです。

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2006年02月08日

胃の中に細菌がいる

ピロリ菌.jpg胃の中に細菌がいることがあります。ヘリコバクターピロリといいます。尻尾(鞭毛といいます。)をヘリコプターのようにまわして移動するのでこの名前があります。この細菌が胃のなかに住み着いていると、炎症を起こし(胃炎)、ひどくなると胃潰瘍、十二指腸潰瘍になります。胃ガンとの関連も強いようです。治療は、胃液を抑える薬と、二種類の抗生物質を一週間服用します。除菌療法といいます。これで、8~9割の人が除菌に成功します。成功すると、胃の不定愁訴がなくなり、潰瘍の再発も大幅に減少します。ピロリ菌がいるかどうかは、いろいろな方法で検査できますが、便の検査(特殊な容器にとります)か、反応する薬を飲んで、吐く息(呼気)を調べたりする検査が楽です。

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2006年02月03日

癌の話

おおさっぱな数字で話をします。
癌で亡くなる方は、全死亡の約30%になります。
また、癌になっても約50%の人は、助かります。
現在ではもう少し数字は高くなっているかもしれません。
上の数字からわかることは、何らかの集団で100人の人がいれば、そのうちの60人は一応癌になるということです。
また、集団の30人は、癌になったことがある人たちです。
癌になったら、他の病気にならないということはないので、この数字は妥当なように思います。
そこで、癌を予防するためには何に気をつければよいのでしょうか。

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2006年01月24日

アルツハイマー病と予防ワクチンの可能性

認知症を引き起こす病気には、大きく分けると脳血管障害とアルツハイマー病があります。
両方とも、最終的には、脳細胞が死滅することによって、認知症がおこります。
脳血管障害は、血管の病気ですので、動脈硬化をコントロールすれば、避けることが可能だろうと思います。
アルツハイマー病は、脳細胞が障害されることでおこってきます。
最近になって、からに病気の仕組みがわかってきたようです。
アルツハイマー病の脳には、βアミロイドという小型の蛋白質が溜まってきます。
顕微鏡で見ると、しみの様に見えるので老人斑と呼ばれますが、このβアミロイドは、神経細胞の働きを低下させ、高濃度になると死滅させます。
このβアミロイドは、神経と神経の間の情報をつないでいる神経伝達物質(グルタミン酸)の回収機構を強力に刺激して(回収しすぎて)、情報が伝わらなくなるのだそうです。(記憶ができなくなる等の症状が出てきます。)

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2006年01月19日

ワクチン

インフルエンザが流行っています。
予防の基本はうがい、手洗い、それにワクチンの予防接種です。
ワクチンとは、あらかじめ対応したい異物(ウイルス、細菌、抗原などの異種蛋白)を体内に移植(接種といいます)しておくことです。
体にはワクチンを接種されると、その異物に対する免疫細胞(白血球です)が用意されます。
その後、再度同じ異物が体内に侵入した(感染)時に即、担当の白血球が反応して処理(呑食、白血球内に取り込む)してしまう体制が準備されます。
インフルエンザのワクチンの場合、100人接種を受けていれば、ほぼ80人は発病を免れる効果があります。

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2006年01月16日

「動脈硬化」と「血管の血管」

血管は心臓から末梢に向かう動脈と末梢から心臓に向かう静脈、それに末梢で動脈と静脈をつなぐ毛細血管でできています。
動脈は、断面で見ると三層になっていて、内側から内膜、中膜、外膜に分けられます。
内膜は一層の内皮細胞で裏打ちされていて、その総面積はテニスコート6面、一列に並べると10万Km以上、重さは1.5Kgで肝臓と同じといわれています(「血管不全フロンティア」メディカルビュー社)。
中膜は平滑筋細胞と結合組織からできています。
外膜は結合組織が主成分になっています。
「動脈硬化」とは、この血管が硬くなることであり、動脈の役割である血液の流れる量を上手く調節できなくなることです。
「動脈硬化」には、中膜硬化と粥状硬化、それに細小動脈の全層が硬くなる細動脈硬化の三種類があります。
中膜硬化型は、中膜の筋細胞が水道管のように硬くなり、弾力が無くなり血流調整ができなくなるタイプです。
粥状硬化とは、主に内膜が傷害され、粥状のプラークという「おでき」が血管内腔にできるタイプです。最近、肥満、糖尿病などでこのタイプの動脈硬化が増えています。このタイプは、血管内でプラークが破綻することにより、突然血液が流れなくなって、心筋梗塞や、脳梗塞をおこします。
細動脈硬化は、高血圧や糖尿病の進行によっておこります。

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2006年01月09日

骨の話

骨は硬いし、最後まで残るので一度出来たらそのままと思っている方も多いと思います。
しかし、骨も、古びたり痛んだりしたところは、削り取って、新しく埋めもどす修理が行われています。
骨の表面には、骨芽細胞という細胞が一層に並んでいます。
骨が小さな傷などで傷むと、合図を出し、この合図に骨芽細胞が反応して、未熟な破骨細胞という細胞を呼び寄せます。
さらに骨芽細胞からの合図で、未熟な破骨細胞は成熟して、骨の傷んだ部分を削り取ります。
この削られた後に再度、骨芽細胞が寄ってきてカルシウムなどで埋め戻していきます。
こんな繰り返しが骨の至るところで行われていて、結果として骨が一定に保たれています。
活性型ビタミンDや女性ホルモンは、骨芽細胞に作用します。
また、女性ホルモンは、骨芽細胞が未熟な破骨細胞を成熟させるための合図の量を調節しています。

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2006年01月04日

人間ドック

たまに、体調が悪いので人間ドックに入る予定だという人に出くわします。
これは、ドックの利用の仕方としては異常だと思います。
体調が悪ければ、内科を受信するべきだろうと思います。
ドックの検査範囲では、出来上がってしまった病気の発見に陥る恐れがあります。
ドックで異常なしだったのに、たいした時間もたっていないのに思わぬ病気を指摘されたという話もよくあります。
ドックは、全く健康に異常を感じていない人がそれでも念のためにと受けるものでしょう。
臨床検査のデータは、全て「感度」(陽性の結果の時に本当に病気である確立)と「特異度」(陰性の結果で本当に病気でない確率)が重要になります。体調に不安を感じるのであれば、内科をコンサルトのうえ、全身的な検討で、確定診断を得るために必要な検査を選択する必要があると思います。

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2005年12月18日

「脂肪細胞」の働き

 脂肪細胞は、動脈硬化を防ぐ物質を分泌しています。アデフォネクチンといいます。
ですから、脂肪細胞のできてこない病気の人は、若くから動脈硬化が進みます。
一方、栄養過剰、特に、脂肪と糖質の過剰になりますと、あまったエネルギーを中性脂肪に変えて脂肪細胞に溜め込みます。
このとき、脂肪細胞の数が増えて蓄えるのなら肥満にはなりますが、病的ではありません。
ところが、脂肪細胞の数が増える代わりに、容積が増えて溜め込むと病的肥満になります。
脂肪細胞が肥満してしまった状態です。脂肪細胞が肥満してしまいますと、正常な働きがなくなります。動脈硬化予防物質のアデフォネクチンが出なくなり、動脈硬化がすすみます。
さらに肥満脂肪細胞は、体中にこれ以上肥満できないと、いろんな物質を分泌して、合図をだします。
この合図もまた、動脈硬化を進めるように働きます。
健康のためには、脂肪細胞が肥満しないように、食べすぎ、運動不足を解消しましょう。

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2005年12月06日

「アブラ」の話

 アブラの漢字には油と脂の二種類あります。常温で液体になるのを油、固体になるのを脂と分けています。このアブラの主成分は、脂肪酸といいます。炭素と水素それに酸素からできています。この脂肪酸の炭素の結合具合で、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸にわけられます。講和脂肪酸は、炭素の結合がきっちりとしているため、構造もピンとしてまっすぐになります。ちょうどロウソクのようなもので、これが固体の脂です。不飽和のところが増えてくると、そこのところで折れ曲がりやすくなり、液体の油になります。
 動物は、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸は自分の体で作ることができますが、多価不飽和脂肪酸は作ることができません。植物はすべての脂肪酸を作ることができます。多価不飽和脂肪酸を採るためには、植物の産生したものを食べるしかありません。このため、必須脂肪酸と呼ばれています。

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2005年11月09日

タバコの煙

かって、「タバコの煙」という超ロングランのエッセイがありましたが、こちらは短いけれどシビアな話です。近年、タバコによる健康被害を防ぐために種々のキャンペーンがなされていますが、効果はまだ満足ではないようです。ここでは、純粋にタバコの煙には何が含まれているかを羅列してみました。

①ニコチン
 有名ですが、気道刺激、循環器への毒性、食餌からの養分吸収の抑制のほか、強力な依存性の原因です。さらに腫瘍に養分を補給する血管を増やし、腫瘍の成長を進めます。さらに、体内で発癌物質のニトロトサミンに変化します。

②ニトロトサミン
 タバコの葉っぱにもともと含まれているが、燃焼するときにも発生する。肺、胃、膵、腎臓などに癌を発生させることが証明されている。伏流煙に主流煙の数倍から数十倍含まれている。

③多環芳香族炭化水素
 発癌物質、発癌補助物質、気道刺激物質です。治療薬の効きを悪くもします。

④ダイオキシン
 有名な物質です。タバコの燃焼でも発生し、化学工場の焼却炉の煙よりも十~二十倍濃度が高い。

⑤テオブミン、グリチルリチン
 添加物のカカオ、甘草から発生する。ニコチンの吸収を高める。

⑥ベンゼン
 白血病、悪性リンパ腫の原因物質。伏流煙の方が十倍くらい多く発生し、八畳の部屋でマイルドセブン一本吸うと、室内のベンゼン濃度は環境基準の四倍に達する。

⑦一酸化炭素
 赤血球の酸素運搬能力を消失させます。

⑧アンモニア
 主流煙よりも伏流煙にはるかに多く、眼の刺激、気管支喘息の悪化、死亡の原因になる。

⑨アルデヒド
 刺激性と発がん性。ニコチン依存性を促進する。

⑩フリーラジカル、活性酸素
 発癌、細胞障害、動脈硬化、不整脈など喫煙関連疾患の原因になる。

これ以上は書くのが面倒です。喫煙については、きちんと考えなければならないでしょう。
 

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2005年11月08日

腸管出血性大腸菌O-157とは

食中毒の原因になる病原性大腸菌の一種です。
牛の大腸に常在菌として棲んでいます。人には経口感染します。
毒性は赤痢菌並み、あるいはそれ以上です。感染力は強いです。
普通の食中毒菌は、100万個以上が体内に入ると感染しますが、O-157は100個足らずで感染します。
この菌は大腸で増殖する時に、ベロ毒素(猛毒です)を出します。これが「溶血性尿毒素症候群」などを引き起こし、死に至ることもあります。
感染しても潜伏期間が、4~9日と長めですので、二次感染で広がる危険もあります。
予防は、手洗い、調理器具の清潔、洗浄。調理したものを永くおいておかない。加熱を充分に。50度の加熱で死滅します。

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