蓮井内科医院
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2007年03月25日

3月になったとたんに、今年も燕がやってきた。
2月までは記録的な暖冬だったので、気温に誘われてやってきたのだろうか。
やってきた途端に、平年並みの寒さに戻ってしまったので、つい寒くないだろうかと心配になってしまう。
桜も早く咲くと報道されたが、コンピューターへの入力ミスだったとか。
燕も温度にだまされたのかと思ってしまう。
実際は、鳥は温度に反応するよりは、日照時間に反応して行動しているのだそうです。
そういえば、ひばりも早々に鳴き始めました。
植物は気温に反応しているのでしょうが、鳥は鳥の都合で生きているのでしょう。

暖冬から一転、寒くなってしまったら、人間でもあわてるのだから、つい燕もと思ってしまう。
自然の中で生きているのは、人間より鳥のほうが余程うまくやっているのだから、心配するのはこちらの思い上がりだったか。
現在は、巣の修復も完了して、ツガイで飛び回っています。

2007年03月12日

左の薬指Ⅱ

左の薬指を怪我して、先端に添え木を当てていました。
薬指など、その名のように、薬を挽いて(漢方薬などを薬研で粉にする)その調合具合を薬指でなめてみるくらいしか使わないものだと思っていました。
添え木を当ててみます多、手を使う度に、カチカチと音がするのにきずかされました。
それまで、何気なくしていた動作のほとんどに、左の薬指も参加していました。
それも、結構重要な働きをしているようです。
早く治したいので、なるべく音がしないように、かばって生活をしましたが不自由でした。
黙ってきずかれずに仕事をこなしてくれているのを、充分に認識しました。

使えなくなって、ありがたみが分かるということでしょうか。
自分の体でこんなことです。
世の中も、こんなことだらけでしょう。

それでも、しばらくすると、この指を使わない生活に慣れてしまいました。
自然に、この指を使わないやり方ができるようになりました。
人間の適応力には感心してしまいますが、なんとなく薄情なようにも思います。
添え木もはずれ、指先の痛みの減ってきましたが、なかなか以前のように使うことができません。
新しい動きに慣れてしまって、元の動きに復帰するのに時間がかかります。
脳が、痛みの記憶を引きずっていこともあるるのでしょう。
指先の怪我でもこの調子ですから、大病のあとのリハビリは大変です。
体だけでなく、脳の記憶のリハビリも同時に続ける必要があるでしょう。

照一隅即国宝。
・・・・は、三日すると止められない。
羹に懲りて膾を吹く。云々

2007年03月11日

左の薬指Ⅰ

去年の暮れに、左薬指の先端を骨折してしまいました。
鉄製の防火扉と手すりにつめてしまいました。
一瞬の出来事でしたが、回復には時間がかかりました。
それでも、非日常のことが起これば、今まで気が付かなかったことが多々ありました。
まず始めは痛みの感覚です。
薬指全体が、氷水につけられたように冷たく感じられました。
右手で触ってみると、その指はずいぶんと厚く感じるのですが、何もせずにいたら、凝るほど冷たく感じました。

局所の痛みという刺激を、脳は、過去の経験から、冷たい刺激と感じたのでしょう。
右手で感じると、温度としては暖かいのに、左の痛みの刺激としては、冷たく感じる不思議な感覚でした。
皮膚も避けていたので、縫合のために局所麻酔を受けました。
薬指の指根部の両側に麻酔をしました。
効果が出始めると共に、冷感が消え、暖かく感じるようになりましたが、その感覚もすぐに無くなり、左第四指そのものが存在しなくなったような印象でした。
麻酔が切れるまで、脳にとっては、この指は存在しなかったのでしょう。
勿論、右手で触ればその指の存在は確認できますが。
抹消からの刺激が無ければ、中枢では何も感じないということなのでしょう。
何もしていないときに、何かを感じたり、また何かを始めたりするきっかけの刺激は何でしょうか。
何かを認知する何秒か前に、すでに大脳の前頭前野が興奮しているそうですが、そこが興奮する刺激は何なのでしょうか。
脳科学は面白そうです。

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