蓮井内科医院
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2006年08月22日

幽霊

お盆も終わりましたが今年はまだまだ暑い日が続きそうです。
怪談話でも聞けば少しは涼しさを感じるかも知れませんが、こう暑いとそんな気も起こらない気分です。
そこで幽霊の話でも考えて納涼に。
日本の幽霊は、足が無いのが定番のようですが、足を描いている掛け軸もあるようです。
足の無い幽霊は、丸山応挙一派が描いて以来有名になり広まったのだそうです。
何故足を描かなかったのかといいますと、ああいう絵は単独で見るものではないのだそうです。
床の間に飾って、香をたいて全体をいろいろに見立てて遊ぶことから始まったのだそうです。
香炉や壺を軸の前に飾りますから、香炉から立ち上った煙の中に人を描いたために、足がなくなったのだそうです。
当時の流行で、中国では、西太后が壺から出てくる絵が流行っていてその流れだそうです。
見立てて遊んでいたのでしょう。なぜか幽霊になってしまいましたが。

日本では、幽霊になってしまいましたが、壺から出てくる発想は、アラビアのものでしょうか。
アラジンの魔法のランプを連想してしまいます。
シルクロードをわたっているうちに、怪物の召使から、幽霊にまで変わってしまったのでしょうか。
ありそうなことだとは思いますが。
いずれにしても、掛け軸などは、床の間など全体で楽しむ者なのでしょう。
骨董のように、ひとつだけ取り出してみたのではそれこそ化けて出られるかもしれません。

2006年08月14日

パターン認識

何かの模様が別のもに見えてしまうことがある。
雲が何かの形や人間に見えたり動物に見えたりする。
雲などは時々に形を変えるが、模様はいつまでも替わらないから、人の顔に見えればいつでも人の顔に見えてしまう。
立方形の線画を見ていたら、奥行きが逆に見えることもある。
見えてしまえば元の見方に戻すのに苦労することもある。
二、三本の線画の模様が人の顔に見えることもある。
もともとその程度の情報で人の顔と判断しているのだろう。

眼と口と顔の輪郭の一部がわかればそれでもういいのだ。
あまり鼻が高いとかなどは関係ないようだ。
鼻や耳などは無くても顔とわかるようだ。
でっぱっている物はあまり重要ではないのかもしれない。
危険にあう確率が高いので、重要な物は引っ込んでいるのかもしれない。
顔を見るのは、相手が危険かどうかを見極められればいいので、飛び出している者には情報が少ない。
眼のいろや傾き、唇の上がり下がりや傾きに情報が多い。
人間の脳は、パターンを認識して判断しているのだろう。
絵画的に見える者を全て見れば見えるのだろうが、あまり必要は感じていないようだ。
必要な者は見なければ見えない。

2006年08月09日

爪も髪もすぐ伸びる。
根元にある細胞がせっせと作っているためだ。
当然、手元にある材料で作っている。
材料は血液が運んでくる。
体の末端にある毛細血管だから、何かあれば流通が滞る。
ストレスがあれば血管が収縮するので、末端は補給が悪くなる。
手などを怪我しても、補給路が変わり充分には届かないかも知れぬ。
その結果、製品としての爪は品質が悪くなる。

爪は根元から先端に向かって製造順に並んでいるが、原料が一定していないと均一には出来ない。
でこぼこの爪ができる。
どの指に出来るかによって、爪も違ってくる。
材料の補給は安定していても仕入先によって品質は異なる。
仕入先は、その人が何を食べるかだ。
何を食べても体の中に入ったら一緒という訳には行かない。
爪がでこぼこになるのと同じで、体中の製品の品質も材料による。
当然生産する細胞の能力にも関係するが、能力は一定している。
酷使すれば過労死する。

体は全て作り変えられている。
贅沢か貧しい食事かは、何を食べるかによる。
素材を吟味するかあり合わせで間に合わせるか。
有り合わせでも高級な者は高級だ。
答えは出来上がった製品による。

2006年08月06日

迷彩かアピールか

動物の形や色は環境に適応して変化しているのだそうです。
太陽光線の量に応じて皮膚の色が変わるのは容易に理解できます。
それ以外にも、捕食者から身を守るために色を操ることで、生き残りのための生存作戦を立てているのだそうです。
色をどのように使っているのでしょうか。
大きく分けてしまうと、捕食者の目をくらますか、脅かすかのどちらかだそうです。
派手な色で目に付くことで、脅かしてみたり、毒があると思わせてみたりするのだそうです。
もう片方は、明細を施して、目に付かなくして捕食者から逃れたり、反対に餌に逃げられないようにしたりするのだそうです。

人間にも当てはまるようです。
軍人も、目立つことで存在を誇示するか、存在を隠して仕事をするのかのどちらかだそうです。
帽子を大きくして全体像を大きく見せたり、勲章、肩章などで派手に着飾ることで生存をもそうでしょうか。
反対に、迷彩を施して、周りに溶け込んでしまうことを戦略に選ぶこともできます。
一般人もいろいろ作戦を立てているのでしょうか。
髪の色を種々染めてみたり、顔に模様や隈を入れてみたりするのは、脅かすほうの戦略でしょうか。
光の反射で、本体が解らないようにするのも、迷彩の一種でしょうか。
それとも、無意識に環境に適応しているだけなのでしょうか。
入念に迷彩を施すのが仕事の一部かと思ってしまう人に、どちらの戦略か尋ねてみたいですね。
怖いですけれども。

2006年08月04日

こうもり

 子供がまだ小さかった頃に、こうもりが家の中に飛び込んでくることが多かった。
 子供たちは、面白さ半分と怖さ半分で大騒ぎをするが、捕まえることも追い出すこともできずカーテンの陰や壁に張り付いている黒い影を見つけることになる。
 何とかしろと父親に言ってくるが、こちらも窓から追い出すことしか思い浮かばず、部屋の電気を消してみたり、つけてみたりしながら、箒や叩きなどを振り回して何とか追い出していた。
 それでも何度も繰り返すうちに、偶然、長い棹の変わりに、筒状の棒(?)を振り回したところ、こうもりは筒には反応せずにじっとしているので上手く筒の中に入れることができることを発見した。
 その後も何度も飛び込んできたが、筒さえあれば百人力で手際よく捕まえて追い出すことが出来るようになった。

 こうもりは、対象を認識するのに超音波を使っているとのことなので、長い筒は超音波が反射してこないために認識できないのだろうとはなんとなく想像できた。ただ、小さな穴からでも何度も家の中に飛び込んでくるのが理解できなかった。匂いとか、穴に入る習性のためだろうかと考えていたが、いつからか飛び込んでこなくなったので忘れてしまっていた。
 ところが最近読んだ本に突然回答が載っていた。それは光と眼のことを書いた本ですが、その中でこうもりは音波が反射されてくる中の反射されない部分は、蛾がとまっていると認識するのだそうです。あのときのこうもりは、壁の中の小さな穴を餌と思って飛びついたのでしょうか。捕まえて外で話してやるときの顔を思い出しました。
 
 最近の遺伝子解析で、こうもりは、牛とか犬とかに近縁で、従来のサルの仲間から分かれてきたという分類が変わってきたとのことです。あのときのこうもりの鼻は、犬の鼻とそっくりだと思ったこともまた、想いだしました。

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