皺(しわ)
働けど働けどと云った人もいますが、手持ちぶたさでなんとなく手を見つめる事もある。そして、皮膚が縮緬状に萎縮しているのに気がついた。
手首を反らせてみるとよく分かるが、細かく輪になったヒダが指先に向かって押し寄せている。
布なら縮緬で高級なのかもしれないが、皮膚ではあからさまな老化の証拠になる。
想えば、長年海や山、テニスコート、ゴルフ場で紫外線にさらし続けたし、仕事では消毒薬で常に手を洗っていた。
そんなに長く使ってきたとは思っていなかったが、時間のたつのは速い。
少年老い易くとはこのことだ。
じっと手を見てもどうにもならぬ。皮膚の萎縮は全身におよんでいるのだろう。
顔の皮も薄くなった。後は、深い皺が出てくるのを待つだけか。
これは、風船のように膨れていてはなかなか出てこないかもしれない。
中身も無く膨らませていれば、誤魔化せるかも知れない。
そんなつもりで食べているのではないが体重は減らない。すぐ増える。体表面積も増える。
寒さには強いが、暑さには弱い。
動きが悪くなるから、余計に重くなるし、足腰も痛い。悪循環を断たなければ体に悪い。
体重を減らせば良い。。
無闇に膨れることも無いから、中身も相応になってくる。
身も心も軽くなれば、健康に近ずく。
体表面積は変わらないから、当然皺が深くなる。空冷が効いて、暑さにも強くなる。
深くて立派な皺は、健康の証になる。
皺の深い人をあまり見かけなくなったと思うのは錯覚だろうか。
