B級グルメ
美食家のことをグルメという。
B級グルメという言葉があるが、A級グルメという言葉はあるのだろうか。
美食家即グルメで、美食家の「ような」者をB級グルメというのだろうか。用語の使用例を思い浮かべると、どうもそんなに単純ではなさそうに思える。
美食家は、材料の産地やそれぞれの特徴に通じていて、調理法から、器の特徴、文化的な発祥の経緯、味の伝承変化にまで詳しく目配りの聞いた人なのでしょう。
当然、出される料理にもそれだけの陰影と物語があり、食する人も当然その場にA級として存在するのでしょう。
残念ながらそのような料理を食したことがないので、美食家の範疇には入れない当方としては、B級グルメ(自称)として料理を味わうことになってしまう。
B級グルメの対象にする物は、当然容易に口にすることができる料理になる。この場合の最大の関心は、美味いか不味いかであり、料金が味に対して妥当かどうかにもなる。また、必然的にめずらし物はない。食べなれた者の中での、微妙な差異を楽しむことになる。また、裏返しの意味で、飾り立てた物は、器であれ、取るに足らない小物にいたるまでも、B級的センスを好むようになる。どうも考えてみると全てに「緩く」対応しているようだ。ただ拘っているのは、その時と場所で、気分好く、美味いと感じるかどうかにかかっているようです。勿論、自分のB級度は棚に挙げて。
緩く、ゆるく。
