蓮井内科医院
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大量生産

 最近は、消費財のほとんどが大量生産されているのではないでしょうか。大量生産すれば生産効率が上がり、生産コストが下がるのでしょう。けれども、これは言い換えれば、必要でないものも大量に生産していることにはならないでしょか。必要なものを必要なものだけ生産することが生産性が高いのではないでしょうか。効率が高くても生産性が高いことにはならないのではないでしょうか。
 古代、稲は一粒で二十五粒の収穫があったそうです。麦は四、五倍だそうです。ちなみに、牛は与えた飼料のカロリーと同じだけのカロリーしか食用にはなっていないそうです。稲は、生産性が高いので小規模生産が可能でした。麦などは、生産性が低いので、大規模農地に多数の労働力、農薬などが必要だったそうです。結果的に生産されるものは種類が少なくなるのではないでしょうか。大量生産では、切り落としているものが多すぎると思います。

 最近は、いわしが減って鯵が増えているのだそうです。マグロも減ってくるのでしょうか。世界中で獲っているようですが、シロナガスクジラの二の舞にならないことを祈るばかりです。
 大量生産で安くなっても、必要な機能が無くて、欲しい機能がなけれは何にもならないでしょう。安かろう、悪かろうとは昔、日本製品に言われた言葉ですが、それでも製品はよかったのではないでしょうか。
 日本のことわざでは、安物買いの銭失いといいます。大量生産にこちらをあわせろというのは、かっての軍隊で、支給品に体を合わせろというのと同じことで、すでに時代遅れです。
 
 日本は、ワンパターンの大量生産で戦争に負けました。

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