蓮井内科医院
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田植え

 五月になっても、不順な気候が続いています。それでもそろそろ田植えの準備が始まっているようです。昔の記憶を打度って見ると、決まった風景が浮かんできます。
 この時期、田圃に水が入るとその一角を仕切って苗代が作られる。また、田植えの後には芋(地芋?)も一緒に植えられていた。畔には豆が植えられていたように思う。
 この時期の懐かしい景色です。しかしそのころに感じていたのは、わざわざ苗代から田植えで植えなおすのが、二度手間のような気がして不思議だったし、同じ水田の中に芋も一緒に植えるのかも良くわからなかったことを思い出します。ところが最近読んだ本で目からうろこが落ちる世に疑問が氷解した(ように思う)。腑に落ちることはある種の快感です。

 その本は、「稲作の起源」(池橋宏。講談社新書メチエ)です。
 西洋の農耕の期限は、園芸から始まるということは、別の本で読んだことはありますが、この本では、稲作の開始は、漁労と水辺でタロ芋を栽培していた人たちが発見したとしています。、芋栽培の雑草として存在していたイネ科植物を園芸として、家の周囲で株分けをするようにして栽培することから始まったと説いていました。
 苗代から田圃に田植えをするのは、株分けだったのですか。言われてみれば、そのとうりと思えます。芋を植えるのは、そちらのほうが主というか先行していたのだそうです。
長年、なんとなく気になっていたち言うか、子供のときの疑問を思い出して、その回答を見つけた(教えてもらった)気がしてうれしくなってしまいました。
 最近の田植えは、機械化が進んでいます。昔の田植え風景をみてみたいような気もします。

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