蓮井内科医院
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人という字

 人という漢字は、人間同士がお互いに支えあっている形をしているという説が流布しているようです。
きっと誰かが人生訓のつもりで思いつきで持ち出したものでしょうが、漢字の説明としてはウソでしょう。もしそれが正しいのであれば、人は複数をあらわすことになります。また、もしそうとすれば素直に見ると、はじめの人が、次の人間によりかかっていて、後の人が前の人を支えている形に見えます。人と人の間に隙間が無く、擦れあっているようにも見えます。間が抜けて、擦れあって熱が出そうです。今の世の中に棲む人間の説明としては正しいかもしれません。
 人生訓としては、協調を説いたのでしょうが、今の世の中は、人を踏みつけても、上に立てというような皮肉な世界が広がっているように思えます。性善説と性悪説という言葉があるくらいですから、昔からあちらに振れたり、こちらに振れたりしているのでしょうが、今の世の中は、監視カメラの大増設時代です。

 本来の、人という漢字の形は、人間が、ぽつんとか、しっかりとかは知りませんが一人で立っている形だそうです。それも頭をうなだれて。ちょうど人偏(イ)の形でしょうか。夕日に照らされた自分の影を見て、人という字を当てたのでしょうか。自分で独立して生きていて、その日一日の充実を自分の影にみて、人という漢字を作り出したのかと想像をたくましくしてしまいます。
 間違っていても、のしかかるよりは、一本立ちのほうが感性にはあうように思います。

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