蓮井内科医院
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2006年02月21日

ゴジラの色

古生物学者が古代の生物の姿形をイメージするのに最も困難な作業は、その生物の色を想像することらしい。
生きている当時の色は、現在に生き残っている近縁の動物から類推するのだろうが、絶滅した種は、現存しないのだからお手上げに違いない。
遺伝子を調べることは出来ても、何色が発現するかは環境によって左右されるだろう。
一世を風靡したゴジラ映画も色を決めるのには相当悩んだだろうことは想像に難くない。
たぶんゴジラのような生物が過去に生きていたなら、あの色ではなかったように思う。
ピンクにブルーの縞模様や斑点があったかも知れず、黄色に緑のツートンカラーだったかもしれない。
これは正解は無いのだから楽しく想像できる。
それでも映画制作者にとっては、あの色を選択したことが大正解で、不動の地位が築けたのではないかと思う。
ピンクパンサーならいざ知らず、ピンクゴジラでは全く同じストーリーでもどうなっていたことか。
絶滅したはずの生物が現代まで生き残るには、派手な色彩や大きな体では不可能だ他のではないかと現代人は無意識に感じているのだろう。
細々と生き延びていた小さな生物が、原爆実験によって巨大化したのであれば、ピンクや黄色であるはずはなく、やはりあの色でなければ観客の共感は得られなかっただろう。
さすがはプロの映像人。色彩選びには歴史から心理学までカバーしている。

色は、光の反射を感じているわけですが、見るものの感度によって異なって見えている。
犬が見ている色、鳥が見ている色と人間が見ている色とは違うでしょう。
人は紫外線領域は見えないし、ましてや温度センサーで見ている毒蛇などは想定外です。
そうなると、そのもの本来の色と言うのは存在するのかどうか怪しくなってきます。
結局人は三原色で見える世界を切り取って生きてきたのでしょう。
三原色を選んだのは、他人の顔色を読み取り身を守るのに有利だったからという説があるそうです。
人としての進化が始まる時点で、すでに人の敵は人だったのでしょうか。
いずれにしても、感じる色しかわからないし、感じた色にほんとの色は存在するのでしょうか。

色即是空 空即是色・・・ 。

2006年02月18日

親父ギャグの世界

今日は六曜では先負。昨日は友引でした。
この六曜は現在の日本で結構幅を利かせているように思います。
もとは中国の民間のおまじないのようなものでしたが、日本に伝わり、江戸末期にはぼ現在のようになったようです。明治には政府から根拠なしとして廃止させられましたが、そこは日本。民間の暦に刷り込まれて、現在の状況のようです。
友引は、本来「共引」で吉凶で言えば中立、引き分けの意味だったそうです。日本では万葉の時代から、発音の同じ漢字を自由に使いまわしていたようですから、共が友に代わっても問題は無いはずです。が、他人が見れば、友を引くという意味に解釈するのに時間はかからなかったと思います。人に説明しやすいし、中立というより意味がはっきりしますから広まりやすかったのでしょう。現在では、友引に葬式を出すのは、かなり覚悟がいるかもしれません。死人には関係ないことですけれど。

真偽は判りませんけれど、同じようなことはいくらでもあるようです。最近聞いたのは「上手い」「様になる」ということです。今年の正月のTV番組で「右舞」「左舞」から始まったという説を聞きました。業界用語が広まることはいくらでもありますから、これもなるほどと納得しますが、結構上手く出来ているので、親父ギャグかとも思います。
最近は、漢字や発音などを使ったギャグよりも、カタカナギャグが多くなってきたかもしれません。アルファベットやカタカナには、意味がありませんので、短縮して、無理やりにでも同じような意味や発音にしているようです。この手は若い人の得意分野だろうと思いますが、それでも親父ギャグの一種でしょう。きっと、日本人は漢字伝来から後は自然に、親父ギャグの世界に突入してしまったのだと思います。

上はオヤジの戯言です。

2006年02月15日

屋島登山のケーブル鉄道は昨年廃止されてしまいましたが、50年近く前はまだ随分と利用されていました。
そのころ、ケーブルカーの山頂駅西側の壁に凹凸のある鏡が設置されていました。
子供心にも自分の姿がゆがんで見えるのが面白く、歩いて登ったときでも鏡の前には立ち寄っていました。
これが鏡の不思議さを意識した最初だったかもしれません。
以来、折につけて、鏡について書かれた本を読んでみますが、今でも単純な疑問が残ったままです。
鏡像の不思議は考え出すと堂々巡りになってしまいそうです。
普通の鏡像は、左右逆転になりますが、上下は逆転しないのですが、前述のゆがんだ鏡では、上下も逆転することがあったように思います。凸面鏡か凹面鏡だったと思いますが忘れました。あるいは、上下逆になったのは、想像だったのかも知れません。
平面鏡では、なぜ左右だけが逆転するのでしょうか。

左右逆転は、鏡を使えば、右に持っているものが、左に移ったように見えるので、瞬間移動のマジックでよく使われているように思います。
曲面で上下逆転が起こるのなら、左右逆転を修正することもできるでしょう。
合わせ鏡が左右逆転の修正方法ですが、これで見られる像は、何なのでしょうか。
自分を見てみたいという欲求は誰にでもあると思いますが、自分の目を見ることはできません。
鏡を使って見ることになりますが、鏡像しか見れません。
合わせ鏡を使ってみると、鏡像の鏡像が見られますが、この像の実態は何でしょうか。
残念ながら、正面像は見られません。

落語に死神が見えるようになった男の話があります。
病人の頭の方に死神が居れば助からない、足元ならどんなに重病でも助かるということを教えてもらいます。この男は、頼まれて、死神の隙をついて、病人の寝床を逆向きにして助けるのという噺です。
合わせ鏡の像も死神の世界を覗いているのかも・・・・・。

2006年02月11日

散歩

普段は、室内で座業が多いので、休日は出来る限り外に出ることにしている。
特に目的も無いので、散歩ということになってしまいます。
犬も歩けば棒にあたるとも言いますが、下手に歩いて足首を捻挫したこともあります。
それでも外に出ることは気持ちがいいことです。
一定のテンポでトントンと歩いていますと、無意識にいろいろなことが頭に浮かんできて、時には、面白い発想が浮かんだり、それまでどうしようかと思案していたことの簡単な処理に気がつくこともあります。
また、見慣れた景色でも、一瞬全く新しい幹事で見えることもあります。
歩くことは、二拍子ですので、きっと脳との相性がいいのでしょう。
脳が情報を処理するのは、二分法でデジタル処理しているのだろうと実感しています。

推敲するのは、馬上がよいと言われますが、散歩とは違う発想が浮かぶのでしょう。
すぐに気がつくことは、馬上のほうが目線がずいぶん高くなることです。
見る角度が違えば感覚は全く違うでしょう。
また、馬に乗って動けば、歩く時とは、脳が受ける刺激のリズムもテンポも異なっているのでは無いでしょうか。
私は、馬には乗ったことは無いのですが、あのリズムは、三拍子ではないかと思うことがあります。
腰痛持ちですので怖い気もしますが、機会があれば一度馬に乗ってみたいと思っています。

2006年02月08日

胃の中に細菌がいる

ピロリ菌.jpg胃の中に細菌がいることがあります。ヘリコバクターピロリといいます。尻尾(鞭毛といいます。)をヘリコプターのようにまわして移動するのでこの名前があります。この細菌が胃のなかに住み着いていると、炎症を起こし(胃炎)、ひどくなると胃潰瘍、十二指腸潰瘍になります。胃ガンとの関連も強いようです。治療は、胃液を抑える薬と、二種類の抗生物質を一週間服用します。除菌療法といいます。これで、8~9割の人が除菌に成功します。成功すると、胃の不定愁訴がなくなり、潰瘍の再発も大幅に減少します。ピロリ菌がいるかどうかは、いろいろな方法で検査できますが、便の検査(特殊な容器にとります)か、反応する薬を飲んで、吐く息(呼気)を調べたりする検査が楽です。

昔から、胃に細菌が見られることは知られていましたが、胃液の酸度が低いので(酸性が強い)、細菌はすめないだろうといわれていて、見つかる細菌は偶然混じりこんだものだろうといわれていました。しかし、オーストラリアの医師が、この細菌が胃に住みつき、胃炎の原因になることを証明しました。この発見者たち(二人)が、ノーベル賞を受けています。

2006年02月03日

癌の話

おおさっぱな数字で話をします。
癌で亡くなる方は、全死亡の約30%になります。
また、癌になっても約50%の人は、助かります。
現在ではもう少し数字は高くなっているかもしれません。
上の数字からわかることは、何らかの集団で100人の人がいれば、そのうちの60人は一応癌になるということです。
また、集団の30人は、癌になったことがある人たちです。
癌になったら、他の病気にならないということはないので、この数字は妥当なように思います。
そこで、癌を予防するためには何に気をつければよいのでしょうか。

がん予防には、一次予防と二次予防ということがよく言われます。
二次予防とは、癌死を予防することで、それには早期発見と適切な治療ということになります。
一次予防とは、癌にならないためにどうしたらよいかということです。
これには、自分でできることは、環境に気をつけることだと思います。
外部環境が大事なことは、最近では[アスベスト問題]で理解できると思います。
他にも、タバコによる発ガンの危険も有名です。
イギリスでは、昔から煙突掃除人に、膀胱癌(だったと記憶しています)が多発することが知られていました。
他にも職業に関係する(環境に関係する)癌はたくさん知られています。
紫外線の影響もあります。
内部環境がおかしくなれば、発ガンの危険が高まることも以前から知られていました。
カビ毒による癌、高濃度の酒による食道ガンなどは有名です。
胃の中に住んでいる細菌(最近有名になってきたピロリ菌)も胃ガンに関係があるようです。
最近、体内の酸化ストレスが、発ガンを誘導するのではないかと言われているようです。
酸化ストレスを抑えるためには、生活習慣病の予防と共通してきます。

健康のためには、過食を避け、身の丈にあったバランスのよい食事が必要ではないでしょか。

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