蓮井内科医院
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アルツハイマー病と予防ワクチンの可能性

認知症を引き起こす病気には、大きく分けると脳血管障害とアルツハイマー病があります。
両方とも、最終的には、脳細胞が死滅することによって、認知症がおこります。
脳血管障害は、血管の病気ですので、動脈硬化をコントロールすれば、避けることが可能だろうと思います。
アルツハイマー病は、脳細胞が障害されることでおこってきます。
最近になって、からに病気の仕組みがわかってきたようです。
アルツハイマー病の脳には、βアミロイドという小型の蛋白質が溜まってきます。
顕微鏡で見ると、しみの様に見えるので老人斑と呼ばれますが、このβアミロイドは、神経細胞の働きを低下させ、高濃度になると死滅させます。
このβアミロイドは、神経と神経の間の情報をつないでいる神経伝達物質(グルタミン酸)の回収機構を強力に刺激して(回収しすぎて)、情報が伝わらなくなるのだそうです。(記憶ができなくなる等の症状が出てきます。)

このβアミロイドを溜まらなくすれば、アルツハイマー病にはならないわけです。
βアミロイドを取り除けば言い訳ですが、分解できないのだそうです。
そこで、自分の免疫細胞に食べてもらおうという発想が出てきました。
抗体を作っておき、βアミロイドが溜まってくると、それを標的に抗原抗体反応で消化してしまうということです。
これは、「ワクチン」そのものです。
猛毒のβアミロイドを病気になる前に体に投与(鼻から吸入させるそうです)して、抗体を作るそうです。
実用化はまだ先のようです。
私に間に合うかどうか。

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