蓮井内科医院
沿革 ご挨拶・診療方針 外来のご案内
お問い合わせ TOP

« 日本酒 | メイン | ワクチン »

「動脈硬化」と「血管の血管」

血管は心臓から末梢に向かう動脈と末梢から心臓に向かう静脈、それに末梢で動脈と静脈をつなぐ毛細血管でできています。
動脈は、断面で見ると三層になっていて、内側から内膜、中膜、外膜に分けられます。
内膜は一層の内皮細胞で裏打ちされていて、その総面積はテニスコート6面、一列に並べると10万Km以上、重さは1.5Kgで肝臓と同じといわれています(「血管不全フロンティア」メディカルビュー社)。
中膜は平滑筋細胞と結合組織からできています。
外膜は結合組織が主成分になっています。
「動脈硬化」とは、この血管が硬くなることであり、動脈の役割である血液の流れる量を上手く調節できなくなることです。
「動脈硬化」には、中膜硬化と粥状硬化、それに細小動脈の全層が硬くなる細動脈硬化の三種類があります。
中膜硬化型は、中膜の筋細胞が水道管のように硬くなり、弾力が無くなり血流調整ができなくなるタイプです。
粥状硬化とは、主に内膜が傷害され、粥状のプラークという「おでき」が血管内腔にできるタイプです。最近、肥満、糖尿病などでこのタイプの動脈硬化が増えています。このタイプは、血管内でプラークが破綻することにより、突然血液が流れなくなって、心筋梗塞や、脳梗塞をおこします。
細動脈硬化は、高血圧や糖尿病の進行によっておこります。

心臓に栄養を運ぶ血管を冠状動脈といいます。
これが詰まって心筋梗塞になるのはご存知のこととおもいます。
同じように、血管に栄養を運ぶ血管があります。
動脈から枝分かれした血管がすぐに血管の壁の中にもぐりこんでゆきます。
これを「血管の血管」といいますが、この血管も当然、冠状動脈と同じように動脈硬化を起こしたり、詰まったりします。
広範囲におこり血流が減少すれば疲労感や痛みを感じることになります。
動脈硬化の影響は当然全身におこります。
人は血管と共に老いるといわれます。血管を大事にしましょう。

(c)Copyright 2005 Plando Anabuki Inc. All rights Reserved.