蓮井内科医院
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タバコの煙

かって、「タバコの煙」という超ロングランのエッセイがありましたが、こちらは短いけれどシビアな話です。近年、タバコによる健康被害を防ぐために種々のキャンペーンがなされていますが、効果はまだ満足ではないようです。ここでは、純粋にタバコの煙には何が含まれているかを羅列してみました。

①ニコチン
 有名ですが、気道刺激、循環器への毒性、食餌からの養分吸収の抑制のほか、強力な依存性の原因です。さらに腫瘍に養分を補給する血管を増やし、腫瘍の成長を進めます。さらに、体内で発癌物質のニトロトサミンに変化します。

②ニトロトサミン
 タバコの葉っぱにもともと含まれているが、燃焼するときにも発生する。肺、胃、膵、腎臓などに癌を発生させることが証明されている。伏流煙に主流煙の数倍から数十倍含まれている。

③多環芳香族炭化水素
 発癌物質、発癌補助物質、気道刺激物質です。治療薬の効きを悪くもします。

④ダイオキシン
 有名な物質です。タバコの燃焼でも発生し、化学工場の焼却炉の煙よりも十~二十倍濃度が高い。

⑤テオブミン、グリチルリチン
 添加物のカカオ、甘草から発生する。ニコチンの吸収を高める。

⑥ベンゼン
 白血病、悪性リンパ腫の原因物質。伏流煙の方が十倍くらい多く発生し、八畳の部屋でマイルドセブン一本吸うと、室内のベンゼン濃度は環境基準の四倍に達する。

⑦一酸化炭素
 赤血球の酸素運搬能力を消失させます。

⑧アンモニア
 主流煙よりも伏流煙にはるかに多く、眼の刺激、気管支喘息の悪化、死亡の原因になる。

⑨アルデヒド
 刺激性と発がん性。ニコチン依存性を促進する。

⑩フリーラジカル、活性酸素
 発癌、細胞障害、動脈硬化、不整脈など喫煙関連疾患の原因になる。

これ以上は書くのが面倒です。喫煙については、きちんと考えなければならないでしょう。
 

タバコには4000種類以上の化学物質、200種類の有害物質、40~60種類の発癌物質を含んでいる。
喫煙者が吸引する主流煙よりも、燃えているところから出る伏流煙の方がはるかに有害物質が多い。
「軽いタバコ」でも、健康被害には関係ない。

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